山の中の木のイメージ
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香りまでは伝わらない

2025/06/16

製材事業部課、主任のうっちゃんです。今回は、何とも言えない香りのお話。

先週、宍粟市ではあちこちで栗の花が一斉に咲きました。白い房のような花が梅雨入りと同時に咲き、わずか数日ですぐに枯れ落ちてしまうのが栗の花の特徴です。
そして、独特なのがその香り。ほんとうに例えが難しい独特な香りで、甘いような臭いような香りがします。私個人としては「子供のころ山で食べた、生栗のほんのり甘い味と香り」が思い出されるのですが、この香りを嗅ぐといよいよ梅雨入りだなと感じます。


そんな、栗の花薫るこの時期になると、私は休みの日にキス釣りへと出かけることが多くなります。この日は、今シーズンの状況を探ろうと、朝3時ごろ家を出て日本海へ。100m~150mほど遠投し、海底の段差や地形変化のある場所をねらいます。あまり数多く釣ってしまうと家に帰ってから捌くのが大変なので、ほどほどにしてお昼には家に帰ります。

捌いたあとは冷蔵庫で休ませてあげれば、数時間後に気付けば夕食のおかずになっているのがいつものパターン。衣のなかでふっくら蒸し揚げられたその味と香り、これまた梅雨の時期や夏を感じさせてくれ、とても気分が良いものです。

しそうの森の木、製材工場では毎日、杉のさわやかな香りに包まれて皆で作業しています。目で見るものだけでなく、他にもいろいろなものを五感で感じて仕事をしたいと思っています。

それでは、また。

内海 拓也の人物写真

製材課

内海 拓也

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