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片口ディープメガネレンチ

2025/07/02

製材課、主任のうっちゃんです。
先日、片口(かたくち)ディープメガネレンチを買いに某工具専門店に行って参りました。

しそうの森の木の中でも、わたくし主任のうっちゃんは時々【今まで聞いたことの無いワード】を発することで有名です。
カタクチディープメガネレンチ・・・とは、声優さんやアナウンサーが練習する早口言葉・・・ではありません。知る人ぞ知る、工具の名前です。しかも驚くなかれ、私の知る限り片口ディープメガネレンチを製造しているメーカーは日本国内でわずか1社だけです。

小さいほうの工具はコンビネーションレンチと言って、片方がスパナ、片方がメガネレンチになっている工具です。一般的にボルトやナットを締めたり緩めたりする工具のことを「レンチ」といいますが、メガネレンチとはその名の通り、丸い輪っか状のレンチを指します。
ところが、スパナにしてもメガネにしても、ふつうのタイプは手で握るグリップ部分をはさんで両端にレンチとなる部分が付いていて、一本で二役をこなす、言わば二刀流である事がほとんどです。
片口ディープメガネレンチの「片口」とは文字通り片方にのみレンチ部分が付いている、という意味になります。
そして、「ディープ」と名がついているのにも深い (?) 理由がありまして・・・。冗談はさておき、メガネ部分が厚く深くなっているのでディープという名がついているのですね。たとえば穴の中にあるボルトにアクセスしやすかったり、ボルトそのものが厚みのあるタイプであったり、特殊な場面で活躍する工具です。

さてさて、いざ片口ディープメガネレンチを購入するため訪れたのは六甲アイランドにあるこちらの工具専門店。この日は平日でしたが有給を頂いておりまして、午前10時のオープンに合わせて店内へ。

入り口にはユニバーサルオーバーオールなどのアパレルや、コンバースのセーフティーシューズなどが並び、一番奥には国内最大級のミルウォーキーの売り場が。

普段、自分ではまず使うことの無い溶接機です。今は家庭用100V電源で使用できる機種も増え、使い方をマスターすれば工場の機械の修理に使えるかも・・・。

店内にはデモンストレーションやディスプレイ用の工具も多数、用意してあり、実際に自分の手で使ってみることもできます。中でも一番、感動したのはドイツのクニペックス社から出ている、通称「コブラ」と呼ばれている180mmのプライヤー。デモ用の赤い鉄パイプをガッチリ掴んで全く滑りませんでした。これなら世界的な人気にも納得。

「遠くのアマゾンより近くのお店」が私の信念で、やはり実際に触ってみないと良さはわからないものです。そんなこんなで購入した片口ディープメガネレンチ、さっそく製材工場のモルダーの、刃の高さを上げ下げする部分に使っています。鍛造製品なので軽くて精度もよく、力の伝達にも優れ、少ない力で大きな仕事をしてくれるので気に入って使っています。
さてさて、マニアックな工具の話はこのぐらいにしまして・・・。実際に見て触れられると言えば、しそうの森の木では定期的に見学希望のお客様をお迎えし、ご案内をさせていただきます。その際に、実際に木材製品に触れて手触りやにおいを楽しんでいただく事もできます。ぜひお問い合わせくださいませ。

それでは、また。

内海 拓也の人物写真

製材課

内海 拓也

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