建材事業部、主任のうっちゃんです。
今回の「さんずんごぶ」のお話は

この幅の広い、大きな木材。杉の集成材といいます。集成とは、小さな木材をボンドで接着する製法のことをいいます。間伐材より製材された「さんずんごぶ」の板をさらに3つ~4つの細い巾に加工し、再度、任意の本数を集成することで大きな板を製造することができます。

わざわざ、一度細い幅に加工する理由は、もともと木材が持っている、曲がろうとする力や反ろうとする力を弱めるためです。逆に言えば、杉の生まれ故郷である森林では、この曲がろうとする力や反ろうとする力を気が持っているからこそ、さまざまな厳しい自然条件に耐えてまっすぐ大きく成長することができるのですが、いざ製品に加工するときにはこの木材が変形しようとする力が非常にやっかいで難しいのです。
幾多の困難を乗り越え、さまざまな形に加工されていく「さんずんごぶ」の木材たち。本当にいろいろな場面で活躍しています。
それでは、また。