建材事業部、主任のうっちゃんです。
前回は「さんずんごぶ」の巾に仕上げる「複層フローリング」について触れさせていただきました。今回はまた少し、その続きを。
上の写真のように、フローリングの原板を削ると、板の中から表面に節がひょっこり顔を出すときがあります。
2枚重なった板の表面になる板には元々、節が少ないものを選別しているとは言え、完全にゼロというわけではございません。
節が表面に出た場合、そのまま何もしなければ穴のあいたフローリングになってしまいますので、ひみつ☆の方法で節の穴を埋める作業をします。
それがこの、ひみつ☆の白い粘土状のもの。
いわゆるパテというものですが、細かい木の削り粉を水で溶いたものです。これで節穴の隙間を埋めてあげます。
このあとサンドペーパーで仕上げます。
最終仕上がりがこちら。
ね?節が目立たなくなったでしょう。このように職人の細かい手作業で、今日もフローリング界の平和が保たれて、きれいな「さんずんごぶ」巾のフローリングに仕上がっている、という具合です。
なかなか普段、目の行かない裏のウラまで攻めるのがこの「さんずんごぶ」のお話。
それでは、また。