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さんずんごぶのお話 3

2025/01/21

建材事業部、主任のうっちゃんです。
前回は「さんずんごぶ」の巾に仕上げる「複層フローリング」について触れさせていただきました。今回はまた少し、その続きを。

上の写真のように、フローリングの原板を削ると、板の中から表面に節がひょっこり顔を出すときがあります。
2枚重なった板の表面になる板には元々、節が少ないものを選別しているとは言え、完全にゼロというわけではございません。

節が表面に出た場合、そのまま何もしなければ穴のあいたフローリングになってしまいますので、ひみつ☆の方法で節の穴を埋める作業をします。

それがこの、ひみつ☆の白い粘土状のもの。
いわゆるパテというものですが、細かい木の削り粉を水で溶いたものです。これで節穴の隙間を埋めてあげます。

このあとサンドペーパーで仕上げます。

最終仕上がりがこちら。
ね?節が目立たなくなったでしょう。このように職人の細かい手作業で、今日もフローリング界の平和が保たれて、きれいな「さんずんごぶ」巾のフローリングに仕上がっている、という具合です。

なかなか普段、目の行かない裏のウラまで攻めるのがこの「さんずんごぶ」のお話。
それでは、また。

内海 拓也の人物写真

建材事業部主任

内海 拓也

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