
建材事業部、主任のうっちゃんです。
「ホーホケキョ♪」
一昨日の3月26日、今シーズンはじめてウグイスの声を聞きました。しかも、シーズン序盤にしてはなかなか上手なさえずり。しそうの森の木、本社・プレカット工場の一角に咲く桜のバックに写るこの山のどこかで鳴いているようでしたが姿は見えず。でもウグイスって、声は聞けども姿は見えず、そんなものですよね。さて、今回の「さんずんごぶ」のお話は・・・

先ほどの桜の真横に本社事務所があるのですが、窓を開けると工場の作業風景が見えたり、裏山の竹林が見えたりして窓からの風景も楽しめるのが良いと思います。そんな事務所内の階段材が今回の「さんずんごぶ」のお話の主役。

こちらの写真は最近製作された、本社事務所のものと同じ製品です。まだ色が新しいというか、杉の白さが際立っています。この階段材もまた、建材工場にて製作されたものになります。

写真左側が階段の踏板、段板と呼ばれる部材です。貼り合わせたとき、表面に板目の木目が表れる「幅はぎ」という手法を用いており、これによって幅の広い板を作ることができます。ちなみに1枚1枚の幅は三寸五分、つまり105mmになっています。
それに対して写真右側が階段の親板(おやいた)になる部材です。木造建築の世界では、階段や窓の格子などのように、小さい部材を受ける側の大きな部材のことを、しばしば親板と呼ぶことがあります。こちらの親板の元になる木材には杉の2m✕105mm✕15mm程度のものを使用しています。階段の親板は長さが4m以上、必要になるため踏板とは違う製法が用いられ、表面の見た目も柾目になっています。

今回の場合ですと、長さ方向に板をつないでいくフィンガージョイントという製法を用いて、2mだった原板を4.2mの長さにつないでいます。よく見ると、ところどころ赤白の色が切り替わっている部分があり、これがフィンガージョイントでつないである部分になります。

事務所の建物が建ってから20年ほど経ち、一部には乾燥による割れも見られますが、比較的大きな反りや変形もなく、静かにどっしりと佇んでいます。経年変化により、はじめは真っ白だった杉板も今では綺麗な飴色になってきています。木材の強さや美しさを感じられる、そんな本社事務所。ぜひ皆様、お気軽に足を運んでみてくださいね。
それでは、また。