山の中の木のイメージ
news and blog

ニュース&ブログ

さんずんごぶのお話 5

2025/02/04

建材事業部、主任のうっちゃんです。今回は、あまり木材と関係なさそうで実は大アリ?!の話題です。

先日、宍粟市から車で1時間ほどの距離にある、兵庫県南西部の相生市というところに出かけてまいりました。目的は冬の味覚の代表、牡蠣を買いに行くこと。
たつの市、相生市、赤穂市そして岡山県、広島県と、瀬戸内海では牡蠣の養殖が盛んに行われています。大好物の牡蠣を求めていろんな所に足を運び、食べ比べをしましたが、中でもやはり相生市の牡蠣は身がとても大きく、お味もたいへん美味しゅうございます。

殻付きを買って来て、軽く洗ってからホットプレートで焼くのがうっちゃん流の食べ方。味付けは、酒や醤油、岩塩などいろいろ試しましたが、結局あの有名なぽん酢がいちばんのお気に入り。

(もちろん、ビールもお忘れなく! ちなみに私はキリン派!)

そして、シメは焼きおにぎりが私の定番。牡蠣のお出汁と香りを吸い込んで、これがまた絶品。
書いていると思い出されてお腹がグーグー。

さて、それでは今回の「さんずんごぶ」のお話。

先ほどの牡蠣をはじめ、川や海には食べて美味しい生き物が多く住んでいます。ですが皆様、その生き物たちが何を食べて成長するか、考えたことはありますか?エビや貝、小魚の食べ物は一体どこから来るのでしょうか。

そのほとんどは、何を隠そう木材の生まれ故郷である山、森林から運ばれて来るのです。雨や雪解け水によって川が作られ、山の植物、微生物が生み出した豊富な栄養分、有機物だけでなく無機物も牡蠣の成長に欠かせません。

そう、まずは健全な山を育てることこそが、おいしい牡蠣を育てることに直結してくるのです。そして山を育てるのに有効なのが「さんずんごぶ」の製材品の元になるような小径木を切り出す間伐です。間伐という言葉は皆さんもお聞きになったことがあると思いますが、間伐によって山の地面に陽が当たるようになり、植林された杉や桧だけでなく多くの山の生き物にとって生活しやすい環境が生まれます。

少しおおげさかも知れませんが「さんずんごぶ」の木材が山と海を育て、そして多くの生き物がその恩恵を受け、とっても美味しい牡蠣がいただけるのだと私は思います。そういう意味では、林業・木材業に携わる私たちしそうの森の木は海の環境にも貢献できているのかな。

以上、今回は「さんずんごぶ」が大好物の牡蠣を生む?!というお話でした。それでは、また。

内海 拓也の人物写真

建材事業部主任

内海 拓也

他の記事を読む

一覧ページに戻る